V1 Golf
ポケットガイド
スマートフォンのコーチング専用アプリは、練習のあり方を再定義し、ゴルフスウィングの改善に役立つ可能性を秘めている。インストラクターから動画ベースのレッスン(ライブのバーチャルレッスンの場合もあり)を受けられるほか、スキル別の課題に基づくトレーニング用プログラムも利用できる。
ショーン・トルソン
呼び出しコーチング
アマチュアゴルファーが上達するには、レベルを問わず定期的なレッスンが有効だが、大半の人はレッスンを受けようとしない。独学で上達しようとしても、自分の可能性を最大限に発揮できない。そこで PerfectMotion の出番だ。これは、ゴルファーが携帯するスマートフォンのカメラを使用して、スウィング中の主要な身体の動きを分析したうえで、アドレスのポジションからインパクトの瞬間までの身体の動きを追跡するアプリである。ユーザーは、アプリを通じて大勢のインストラクターとつながる。アプリに記録された身体の動きを確認してもらい、事前録音済みのガイダンスを受けて、動画ベースの練習をこなすことで、スウィングの弱点を修正できるのだ。

アプリは、スウィングの課題を抽出して 1 つずつ修正していくことに役立つだけでなく、インパクトの瞬間に前に出すぎているなど、肉眼では発見しにくい問題点も指摘してくれる。元 PGA ツアー選手で、アプリの立ち上げに関与したインストラクターでもあるチップ・ベック氏は、「コンピュータが大量の分析を行って診断してくれます。本物の人工知能ですよ」 と語る。「ゴルフスウィングに問題があっても自分では気づきませんが、アプリは精密な診断ツールですから発見できるのです」。 perfectmotion.io
スウィング分析
有資格インストラクターと気が合わなかったり、好みのコーチが近くにいなかったりして、マンツーマンレッスンの恩恵を受けられないゴルファーもいるだろう。V1 Golf は、ゴルファーとインストラクターをバーチャルな仲人のように結びつけるアプリで、双方向的な遠隔レッスンのプラットフォームを提供している。アプリは無料(広告つき)だ。ゴルファーは自分のスウィングを撮影して、好みのティーチングプロと共有できる。ティーチングプロは、テレストレーションを通じて、音声による指導とビジュアルのフィードバックを伴った動画レッスンを行う。

すでにコーチと面識がある場合でも、V1 アプリはゴルファーの育成において重要な役割を担うことができる。要するに、上達のペースを加速できるのだ。マスターインストラクターのチャンドラー・ラスク氏は V1 アプリを利用しており、「遠隔レッスンを通じて、ゴルファーのレベルアップを支援しています」 と語る。「対面指導では何をどのようにするか教えますが、遠隔レッスンでは正しい練習の習慣を身につけてもらうことができます。V1 アプリのおかげで、対面指導が難しい場合でも、信頼関係を構築したりゴルファーとしての成長を支援したりすることが容易になります。さらに、ビフォー&アフターの比較動画は上達へのモチベーション維持に役立ちます」 v1sports.com
練習場でのドリル訓練 >>ZA様、打ちっぱなしは通称かと思いますので、翻訳としてはこちらが適していると思います。修正済ですので、Agreeでしたら修正適応でお願いいたします。訓練もここではfitしないと思いますので、ドリルに修正済です。
熱心なゴルファーは 1〜2時間しか練習しないものだが、大半のゴルファーは上達につながる有意義な練習をしていない。狙いを定めず漫然とボールを打ち続けたり、ほとんどストレスをかけずに完璧なショットを打ったりする。練習で足元のゴルフボールを打ち損じたとしても、コース上とは違って、近くに代わりのボールがバケツ一杯分もある。練習場と同じくらいリラックスした状態を、試合で再現するのは難しい。大多数の人は、リラックスするためのドリルをしておらず、緊張した状態でナイスショットを打つ方法も習得していない。

ただし Core Golf を利用すれば、 6 分野のドリル(パッティング、チッピング、ピッチング、バンカー、アイアン、ウッド/ハイブリッド)を徐々に増やしていくことで、練習場での悪習を修正できる。ゴルファーはドリルを通じて、特定の目標に集中したり、15~20 ヤード幅の架空のフェアウェイにショットを打ったりする。ドリルごとに合格基準を決めるオフィシャルハンディキャップ(または推定ハンディキャップ)を入力する仕様で、ゴルファーは自分のスキルを評価したり、弱点を見つけ出したりできる。Core Golf はゴルファーが誠実である限りにおいて、コースでも練習場でも、ドリルではどのようにショットを打てばよいのか教えてくれるため、上達につながる。 coregolf.app
メンタル フィットネス プラットフォーム
たとえ初心者でも、たった 1 回のラウンドで、ゴルフが肉体的にも精神的にも過酷であることが認識できる。もしかすると、それ以上かもしれない。しかし長年、精神的な影響は認識こそされていたものの、本格的な対策が講じられることはなかった。1980年代半ばに、PGA ツアーのプロがスポーツ心理学者と取り組み始めたが、メンタルコーチングが大多数のゴルファーの訓練メニューに組み込まれるようになるまでには、さらに数十年かかった。今ではスウィングコーチと同様、メンタルコーチもツアーで活躍中だ。ご想像のとおり、あらゆるゴルファーを対象としたメンタルトレーニング専用アプリも存在している。

PGA ツアーの優勝経験者リチャード・ゾコル氏が開発した MindTRAK Golf は、ゴルファーのメンタルを鍛え直すことを目的としたアプリである。結果重視の考え方を改め、ゴルフをプレイする瞬間に集中する姿勢を習得できる。アプリでは、実際に打ったショットすべてに関して、分析と実行という主要パフォーマンス指標を評価することになっている。「ゴルフではどんな状況でも、ショットの分析と実行は切り離せません」 とゾコル氏は語る。「各ホールで、なるべくスコアに影響されないように選択する必要があります。正しいクラブを選ぶことに集中し、ライや風などの状況を分析して、どのようなショットを打つべきかを決め、そのショットを実行することが重要なのです。そうすることで、パフォーマンスを最適化できます」 mindtrakgolf.com