たとえ初心者でも、たった 1 回のラウンドで、ゴルフが肉体的にも精神的にも過酷であることが認識できる。もしかすると、それ以上かもしれない。しかし長年、精神的な影響は認識こそされていたものの、本格的な対策が講じられることはなかった。1980年代半ばに、PGA ツアーのプロがスポーツ心理学者と取り組み始めたが、メンタルコーチングが大多数のゴルファーの訓練メニューに組み込まれるようになるまでには、さらに数十年かかった。今ではスウィングコーチと同様、メンタルコーチもツアーで活躍中だ。ご想像のとおり、あらゆるゴルファーを対象としたメンタルトレーニング専用アプリも存在している。
PGA ツアーの優勝経験者リチャード・ゾコル氏が開発した
MindTRAK Golf は、ゴルファーのメンタルを鍛え直すことを目的としたアプリである。結果重視の考え方を改め、ゴルフをプレイする瞬間に集中する姿勢を習得できる。アプリでは、実際に打ったショットすべてに関して、分析と実行という主要パフォーマンス指標を評価することになっている。「ゴルフではどんな状況でも、ショットの分析と実行は切り離せません」 とゾコル氏は語る。「各ホールで、なるべくスコアに影響されないように選択する必要があります。正しいクラブを選ぶことに集中し、ライや風などの状況を分析して、どのようなショットを打つべきかを決め、そのショットを実行することが重要なのです。そうすることで、パフォーマンスを最適化できます」
mindtrakgolf.com