オーストラリアに向けて出発する前に、コナ・コハラ コーストにあるフォーシーズンズ リゾート フアラライに 1 泊。ウェルカム ディナーを楽しんだ後は、ハイビスカスや黒溶岩塩など地元の素材を使ったスパ トリートメントがおすすめ（予約がのぞましい）。熱心なゴルファーを対象に、早めに到着してボーナスラウンドできるオプションのほか、フアラライ ゴルフ ハレ リトリート 1 日体験も用意されている。これは、専任のゴルフプロが SAM PuttLab、TrackMan、Gears、Foresight などのデータ・シミュレーション技術を駆使してストローク分析を行い、ジャック・ニクラウス氏設計のフアラライ ゴルフコースの 9 ホールをラウンドする前に追加指導を受けられるというものだ。眠れない夜は、暗闇でも光る装備で、スクランブル形式のゴルフにグループ単位で参加できる。

遠征旅行の正式な幕開けは、世界で 5 本の指に入るロイヤル メルボルン ゴルフ クラブのウェストコースだ。パーク ハイアット メルボルンに宿泊して、ケープ ウィッカム リンクス（世界ランキング 21 位）やバーンボーグルのロスト ファーム（世界ランキング 47 位）でラウンドすることもできる。

続くティータイムはマレーシア。国内のベストコースに認定されている TPC クアラルンプールのイーストコースとウエストコースだ。イーストコースは短めのホールとタイトなフェアウェイで有名だが、13 ホールのウェストコースには池があり、難易度が高い。クアラルンプール周辺のオプショナルツアーとして、寺院や現地マーケットの見学などが用意されている。宿泊は、一流の社交場として評判の高層ホテル、フォーシーズンズホテル。

飛行機で 3 時間弱ほど西へ飛ぶと、ベトナム中央海岸に沿って広がる天然のビーチや定評のあるゴルフコースが待っている。改装されたフォー シーズンズ リゾート ホイアン（ザ ナムハイ）は、ビーチに流れ落ちる 3 つのプールで有名だ。BRG ダナン ゴルフ リゾートのデューンズ コース（グレッグ・ノーマン氏の設計）やバナ ヒルズ ゴルフ クラブ（ルーク・ドナルド氏の設計）でのゴルフの合間にも、十分な休息をとれるだろう。ノーマン氏が設計したコースは、自然の地形と砂丘を利用したスコットランドのレイアウトに似ている。バナ ヒルズの前半 9 ホールは比較的フラットで、後半 9 ホールはなだらかな丘陵地帯になっている。

マスカットにある素敵なゴルフコース 2 つでゴルフをしながら、アラビア半島の魅力を満喫。マスカット ヒルズ ゴルフ＆カントリー クラブの色鮮やかなフェアウェイは、ベージュと紫の色調が印象的なアラビアの砂漠との対比が美しい。オマーン湾に面していて、アル・ハジャール山脈の麓にあるザ チェディ マスカットに宿泊。

「千の丘の国」 と呼ばれるルワンダに到着後は、シンギタ クウィトンダ ロッジ、ワン＆オンリー ゴリラズ ネスト、ビサテ ロッジのいずれかに滞在。キガリ ゴルフ クラブでゲイリー・プレイヤーデザイン社による新しいコース（パー 72）をラウンドした後は、ルワンダの熱帯雨林を探索したり、ヴィルンガ山脈や竹林をトレッキングしたりして、絶滅の危機に瀕しているマウンテンゴリラの姿を目にすることもできる。

最後のティーオフの舞台は、魅惑の赤い街マラケシュ。ここには、有名なゴルフコースが 2 つある。フェアモント ロイヤルパーム ゴルフクラブは、キャベル・B・ロビンソン氏が設計したもので、椰子やオレンジ、オリーブの木が生い茂り、まるで植物園のようだ。雪を頂いた山々が背後に見えるアスフィード ゴルフ クラブは、2017年にアフリカのベストゴルフコースに選出された名コース。毎日、オリーブの木立に囲まれたマンダリン オリエンタルで静かにくつろぎのひとときを過ごすことができる。

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